第5回 床の仕上げ編 '97/10/30


前回「次は外装を」と予告しましたが、変更しまして、床の仕上げにします。


床を仕上げる方法は、いろいろあります。

他にもいろいろありますので、ドールハウス本を見てみてください。
バスルームやキッチンには、ドールハウス用ミニタイルや、タイル柄のシート があります。
ここではひのき棒を使った方法を紹介します。


準備する材料

ひのき棒 厚さ1mm×幅1cm 13本 (1階フロア部分のみ)
1mmのものが入手できなければ、2mm厚でもOK
ここでは幅1cmにしましたが、好みで0.8cmでも1.2cmでもOK 
カッター  厚さ1mmでしたら、ちょっと切れ目をつけるだけでパキパキと折れます。
厚さ2mmのものでも、カッターで間に合います。
定規 短い直線定規や三角定規でよいです、ひのき棒を直線にカットするのに使いま す。
ボンド おなじみの水性ボンドでよいです 爪楊枝を使って塗ります。
紙ヤスリ 切断面(120〜180番)と表面の処理(240〜360番)
塗料 どんな塗料を使うかは、仕上げたいイメージによって変わってきます。
アクリル絵の具+ニス(水性or油性)        
ステイン(水性or油性)+ニス       
着色ニス(水性or油性)       
本格的な仕上がりには油性塗料がよいと聞きますが、私は水性塗料を使ってい ます。
理由は扱いやすいから、これにつきます。
模型屋にあるようなもので間に合います。トールペイント用のものでも。

そのほかに、新聞紙、ボロ布(塗料のふきとりなどに使用・古いTシャツなど )

手順

まず、1階フロアの間仕切り部分に印をつけます(リビングと階段室の境目)
このとき、仕切り壁の厚みを考慮してください。
ひのき棒を適当な長さにカットして、間仕切りのところから貼っていきます。


ひのき棒の切断面にはヤスリ掛けをします。水性ボンドを小皿に出しておき、 爪楊枝でつけていきます。ひのき棒の表面にボンドがついてしまうとその部分だ け塗料が着かなくなってしまうので、はみださないように注意してください。
もし、ついてしまったらすばやく拭き取っておきます。
貼り終えたら、表面を紙ヤスリで整えます。ひのき棒の表面はざらざらしてい たりするのできれいな仕上げのためにもヤスリ掛けをお忘れなく。

好みの色の水性ステインを水で2〜3倍に薄めて塗っていきます。筆で塗った 後、すぐにボロ布で  拭き取るようにして染み込ませます。この作業は手早く 行ってください。
一度に濃い色を塗ってしまうと取り返しがつかなくなることがあるので、薄い 色を何回かにわけて塗っていきます。完全に乾いたら、ニスで仕上げ塗りをしま す。  

床板の上にあるのは、「色見本」です。

反省

 水性ステイン+水性ニスを使ってみましたが、きれいに仕上がりませんでし た(これは私の腕不足からきていることなのですが)以前アクリル絵の具+水性 ニスで塗ったときの方がきれいに仕上がった気がします。
みなさんは、アクリル絵の具でやってみてください。
どうしようもなく失敗してしまったときには、カーペットを敷いてしまいまし ょう。
ひのき棒の切れ端に、手持ちの塗料を何色か塗って「色見本」をつくっておく と便利です。
それでもうまくいかなかった私ですが・・・壁紙同様、床仕上げも苦手のうち です。

「この方法がうまくいくよ!」というのがありましたら、メールにて紹介して いただけませんか?
お待ちしております。

床仕上げ編、あまり参考にならなかったようですね、すみませんでした。
「なるほど、こうやると失敗するんだな」という見本にしてください。
私もまだまだ勉強中の身ですので、お許しくださいませ。
御意見・御感想・御指摘、お待ちしております。

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